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カップ地酒 |

カップ酒。酒好きおっさんの晩酌の友。いや、晩に限らず、昼夜を問わず、いつでも、どこでも呑みたいおっさんの欲望を満たしてくれる、至福のワンカップ。要するにオヤジ臭いシロモノである。詰められている酒も、日本酒堕落の象徴である三増酒だったりして、入ってる酒がダメなら、呑んでる自分もダメ、そんな気がしてくる。なんかこう、ダメな風景が似合うワンカップ。
でも、でも。美味しくないのはわかっていても、あのアルミのフタをクイっと開けて、グビっとする瞬間になぜかちょっと心躍る。あのガラスの厚ぼったい縁の野暮ったい飲み口がふと恋しくなる。どこか憎めないワンカップ。
ま、安くて手軽で美味しい酒の選択肢が他にいくらでもあるこのご時世、好きこのんで呑む人も少ないであろう、カップ酒なのだけど、そこに詰められている酒が、日本酒通も一目置くような特定名称酒だったらどうだろう。
青森の豊盃。山形の上喜元、羽陽一献。岩手の南部美人。宮城の墨廼江、乾坤一。茨城の武勇、来福。埼玉の琵琶のささ浪。静岡の開運、正雪。愛知の長珍。和歌山の黒牛、雑賀……。純米酒を中心に、特別純米、中には純米吟醸や生酒もある。ちょっとそそられませんか?
日本酒好きには知られた中野の酒販店「味ノマチダヤ」では、最近このカップ地酒に力を入れていて、全国の蔵元に特注したものも含めて40種近くを扱っている。店へ行くと、正面レジのすぐ横の冷蔵庫、いわば特等席にカップ地酒がズラっと鎮座していて、壮観である。四号瓶、一升瓶でさえ、これだけの銘柄を揃える酒屋は少ないというのに!
いわゆる大手の蔵ではないから、カップのラインを新たに設けるなんてのはそれなりに大変なんだろう。ラベルなどデザインが追いついてない、なんだかただ詰めただけ、な印象のところもあるけれど、そんなのもご愛敬。あのワンカップに貼られたラベルが、「どうだ」といわんばかりにワタシに訴えてくる。あの旨い酒がこの中に詰まってる! と思うと、瓶やラベルのデザインがどうだろうと、無性にかわいく見えてくるから不思議である。
毎日でも呑みたい好きな酒。この前居酒屋で呑んで旨かった酒。気になるけど一升瓶しか流通してなくて、手が出せなかった酒……カップ酒のラベルの群れを前に、「あれも呑みたい、これも呑みたい」と逡巡する。でも、逡巡したのは一瞬であった。ええい、片っ端から買っちゃえ! と
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食品05.4.25更新
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