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うゆ2の日記
16.6.26
クライスレリアーナ/黄金の壺

光文社文庫『黄金の壺/マドモワゼル・ド・スキュデリ』を読む。
E.T.A.ホフマン。
黄金の壺
マドモワゼル・ド・スキュデリ
ドン・ファン
クライスレリアーナ(抜粋)
…を収録。

『クライスレリアーナ』を読みたくて買ったので、抜粋と知りかなりガッカリしたのも束の間、読んでみたら雷に打たれたかのごとく感銘を受けた!
なんかもうバイブルになりそうな勢いである。
『黄金の壺』も同じく芸術論というか、芸術の精神世界のことを描いていて、こちらも良かった。


誰しも心の中に、自分だけしか入れない部屋なり庭なり、なにかしらそういう場所があって、そこはとても特別な場所で、そこでだけひとは完全に自由になれるし、そこを他人に踏み荒らされることもない。
芸術家は、そこを他人にも開け渡して、そこで自由に遊ばせてくれる、夢を見させてくれる、そんな特別な存在。
その開放された場所を、享受するか、んーここはいいやってなるかは、受け手それぞれになるわけだが。

『クライスレリアーナ』はわかる人とわからない人がいるかもしれない。
クライスラー=ホフマン=シューマン、そして=自分、であれたらと肝に銘ずる。
当然私は凡人で天才じゃないので、こんな変人、狂人にはなろうったってなれないのだが!

ドイツロマン主義、いいね!!
中二病は拗らせまくって昇華させれば偉大な芸術になるのダ。
というか、中二病こそ芸術のみなもと。
みんな、発酵させようぜ!



「ああ、幸せなアンゼルムスよ、きみは日常生活の重荷をかなぐり捨てて(中略)いまはアトランティスの荘園で至福と歓喜のうちに生きている!―それにひきかえ、なんとあわれな私だろう!(中略)私自身は屋根裏部屋に舞いもどるのだ。そしてみすぼらしい生活の惨めったらしさが、私の感覚をにぶらせ、無数の災いが私のまなこを濃い霧でおおってしまうから、あの百合を見ることはけっしてないだろう」

「まあ、落ち着きなさい!そんなに嘆くことはない!―あなた自身が、たったいまアトランティスにいたではないですか。あなただってあそこには、内面の感覚の詩的財産として、少なくとも小ぎれいな農園くらいはおもちではないのかな?―そもそもアンゼルムスのいまの幸福は、詩心に生きることにほかならぬとは思いなさらぬか。詩心にたいしてこそ、万物の聖なる調和が、自然のもっとも深い秘密としてみずからを啓示するの
…次(1/2p)



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