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そこはかとしたその存在感

小林聡美

 本日(24日)早朝、WOWOWで『恋する女たち』(大森一樹:1986)「予告編」)を朝食がてら観ていて、小林の初期のそれも脇役ながら,この女優の役柄の一挙一投足にはいつも納得させられたのだった。
 斎藤由貴から「淫靡女」と評される“講釈女キャラ”がすごく良くて、こーいう子、たしかに高校にいたいた!!!(それも美術部で…)の既視感、横溢の感があり、聡美ナイス! なのだワ。
 映画デビュー(この前があるのやも知れぬ)は『転校生』(大林宣彦)で、尾美としのりと男女の性が入れ替わった末の、聡美の“がに股”歩きの“のしのし”感がまず良かった。
 そのあとの『廃市』(大林宣彦)の主人公・女子役はこれがまったくのミスキャストで、とってつけたような“お嬢”役は「アンタ、それちがうダロ!」ものだったけれど、
 やはりでも、彼女のほんとうの意味でのブレイクは荻上直子監督の脱力系ムーヴィーの数々での、そのなんとも形容し難い存在感であるよな。
 『かもめ食堂』(荻上直子:「予告編」)での、「いらっしゃい!」の掛け声が最も素敵と評される食堂オーナー兼料理人としての佇まいがなにより良かったし、片桐はいりと「ガッチャマン」主題歌を高らかに歌い合い、フィンランドのひとびとの奇異な視線を浴びるシーンで、私の小林聡美礼賛は頂点に達したのであった。
 『めがね』(荻上直子)での、最初はやや高ピーっぽい女性(あきらかに教師だよね)が周囲に溶け込んでいく、その微かな変化の趣きも、「うん、聡美。大人の女だよな!」感、満載であったし。
 監督が荻上から岩田ユキに転じた『プール』では「自由に生きる母」を演じ、これまた説得力があった。
 最近作でも熱演。『紙の月』(吉田大八監督:2015)で、横領犯・宮沢りえのある意味、「負の分身」ともいえるキャラをものすごく抑制した演技(とことん無表情な顔で感情の質を表出する、そんな演技)で演(や)っていて、小林のこの芝居には舌を巻いた。
 この人が老女になったとき、成瀬巳喜男がもし存命で彼女を演出したらどうなるのだろう?
 なぞというとんでもない空想を引き出すよな、そんな傑出した女優で、私のお気に入り‼  

小林聡美

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  • 2016/08/24登録
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