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雲衣。の日記
16.3.22
象牙色の鹿皮を纏った吉田五十八
著作を通した建築家・吉田五十八との邂逅は三〇歳を少し超えたばかりだった
若かったから臆面もなくこんな風に書き残している
《 吉田五十八氏の『饒舌抄』(新建築社)を読む。徒然草に通じる面白さ。吉田五十八という人はわかってらっしゃる方だ。》『狂書目録』より
往時茫茫 。。。
それから三〇年余り経った 一昨年の暮れ
丸善の建築書コーナーで見かけた
「20世紀名作住宅をめぐる旅 5」『吉田五十八自邸』を手にした
庭を見渡す広縁に
フィン・ユールとニルス・ヴォッダーの傑作椅子 NV-45が複数脚 置かれていた 。。
一人掛けが二脚 対面した位置にはきわめて珍しい二人掛けも置かれている
吉田五十八とフィン・ユールの思わぬ組み合わせにすっかり蠱惑されて
購入を決定
細心に読むと気がつきますが
大磯のとなり神奈川県二宮町にある「旧吉田五十八自邸」は いま「大塚勝久・千代子夫妻」の所有である
この本の刊行は二〇一四年十二月 おふたりは住宅数寄者としてまだ至福の時季でもあったろう
が 古人もいうように禍福は糾える縄
その後 大塚夫妻は
渦中のひと 娘との確執によりあまりにも有名になった
大手輸入家具商「IDC大塚家具」創業経営者だったからこそ
吉田五十八とNV-45という絶妙な組み合わせになったのだ 。。。
ところで
この『吉田五十八自邸』のなかにこんな文言があった
《 私が白黒図版の『吉田五十八作品集』(新建築社、1980年)をもっていって頁を開いていたら、吉田夫人にその本じゃだめで
すよ、と言われたんですね。没後最初に出た大判でカラーの豪華本を見なければいけない、その本は吉田が写真を選定し、作品も選定
し、レイアウトした本だからというのですね。お金に糸目をつけずいいものを作ろうということで、白い鹿皮で装幀された12万円の限
定500部の本が出版されたのですが
…次(1/3p)
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